GoogleもLINEもインスタも使えない⁉︎
中国では金盾(グレートファイアウォール)と呼ばれるネット規制があって、LINE・インスタグラム・ツイッター・フェイスブック・YouTube・Googleの各種サービス(検索・Google マップ・Gmailなど)・Yahoo!の各種サービスなど日本人がよく使うアプリやサービスを使うことができません。
以前、タイ・バンコクから北京の首都国際空港乗り継ぎで日本に帰った際に、完全にグレートファイアウォールのことを忘れていて、北京に着いてから空港のフリーWi-Fiを使って、乗り継ぎのことなどを調べようと思ったら、Googleが使えなくて不便でした。もちろんYahoo!も使えないし、LINEでメッセージを送ることも、インスタやツイッターを使うこともできません。
乗り継ぎの待ち時間の数時間でしたが、普段使っているLINEやツイッターやインスタグラムが使えないというのは、とてつもなく不自由に感じました。(キャリアの国際ローミングを利用すればネット規制を回避できたのですが、その時はローミングのことは完全に忘れていました。)
でも、対策さえしておけば、日本にいるときと同じようにLINE・ツイッター・インスタグラム等を使うことができます。
壁越えの方法
香港のSIMでローミング
香港のSIMカードをローミングすれば、中国の規制にかかることなくネットに接続することができます。
まず、必要になるのがSIMフリーのスマホ。SIMロックされた状態のスマホでは使うことができません。香港SIMは旅行前に準備しておく必要がありますが、Amazonなどで購入できます。使用できる日数や容量で値段は変わりますが、7日間使用できるSIMが1000円程度で購入できます。
壁越え対応のWi-Fiレンタルを利用
中国の金盾(グレートファイアウォール)回避に対応したWi-Fiをレンタルすることで、規制にかかることなくネットに接続することができます。
SIMロックされているキャリアのスマホを持っている方は、規制回避対応のWi-Fiを借りるかキャリアの国際ローミングを利用するか…どちらかになります。
キャリアの国際ローミングを利用
docomo・au・SoftBank・Y!mobileを利用している場合は国際ローミングのサービスを利用することによって規制を回避することができます。SIMカードもレンタルのWi-Fiも用意しなくて済みますが、料金は1日2,980と高めです。
docomoとauは24時間980円の定額プラン(日本で加入しているデータ定額サービス/料金の容量からデータ通信を利用)もあるので、乗り継ぎ等で短時間利用の場合は良いかもしれないですね。
eSIMを利用
SIMフリー版、またはSIMロックを解除した iPhoneXS・XSMax・XRはe SIMを利用できます。
eSIMとは本体埋込み型のSIMカードで、対応している携帯会社と契約することで、ユーザー自身が携帯電話の情報を書き換えることができます。
eSIMを契約すれば中国で使う場合はローミングとなるので、規制を回避することができます。
eSIMでオススメなのが3香港(3HK)。138香港ドル(約2000円)で、4G の通信速度で1日あたり500MBの通信量で10日間利用できるプランがあります。(1日の通信量が500MBを越えると通信速度に制限がかかります。)この10日間は連続していなくても良くて、アクティベーション後、90日以内のデーターローミングをした日が通算で10日間になるまで利用できます。
まとめ
SIMフリーのスマホを持っていれば、香港SIMを購入するのがいちばん安く規制を回避する方法です。また、SIMフリーのiPhoneXS・XSMax・XRを持っている場合はeSIMを利用する方法もあります。香港SIMを購入するより高くなりますが、SIMカードの入れ替えが必要がないので便利。日本で使っているキャリアのSIMカードを紛失する心配もありません。
SIMフリーのスマホを持っていない場合は規制回避対応のWi-Fiをレンタルするか、キャリアの国際ローミングを利用することになります。乗り継ぎ等で短時間の利用の場合は国際ローミングが便利だと思いますが、滞在日数が長くなるとWi-Fiレンタルの方が価格的にも良いのではと思います。
※この記事の内容は2019年3月時点での情報に基づいています。実際に旅行される場合は、携帯会社、Wi-Fiのレンタル業者等で最新の情報をご確認ください。