海外でスマホでネットを利用するには、以下の方法があります。
①現地のフリーWi-Fiを利用する
②Wi-Fiルーターをレンタルして持っていく
③SIMカードを出発前もしくは現地で購入する
④eSIMを利用する
⑤キャリアの国際ローミングを利用する
それぞれに長所、短所があるので、自分にどれがあっているのかを考えてみたいと思います。
現地のフリーWi-Fi
ホテルやレストランなどフリーWi-Fiを利用できる場所も多く、お金をかけずにネットに接続できるのが最大のメリットですが、その場所でしか使えないのがデメリット。
また、フリーWi-Fiに接続している人数が多かったりすると速度が遅くなったりすることもあります。そして 心配なのがセキュリティ面です。Wi-Fiのセキュリティの設定がキチンとされていないと、スマホの情報や通信データを盗まれたりする危険性があります。
Wi-Fiルーターをレンタルする
SIMロックされているスマホを海外で使う場合、フリーWi-Fiを利用する以外の方法としては、キャリアのローミングを利用するか、Wi-Fiルーターをレンタルして持って行くか…いずれかの方法を選択することになります。
Wi-Fiのルーターはネットで予約して、指定した空港のカウンターで受け取る方法や自宅に宅配してもらう方法があります。業者によっては海外の空港での受取り・返却ができるところもあります。
旅行先で、スマホのWi-Fiの接続先をレンタルしたルーターに指定して、パスワードを入れればすぐに利用できるようになります。
利用料金も国によりますが1日当たり800円~1000円程度で、キャリアの国際ローミングよりも安く利用できます。
デメリットとしては、Wi-Fiルーターを持ち歩かなくてはならないのと、Wi-Fiルーターも充電をしないといけないこと。また、借りるのと返すのも少々手間です。
SIMカードを購入する
SIMフリーのスマホであれば、現地または出発前にSIMカードを購入すると安くネットにつなぐことができます。Amazonなどで検索すれば、海外のSIMカードがたくさん出てきます。
使える日数や容量、渡航先で値段は変わりますが、1000円以下で買えるものもたくさんあります。空港や現地で買うこともできますが、事前に購入して、機内でSIMカードを入れ替えておけば、到着後すぐに使えて便利です。
また、プリペイドのSIMカードであれば、後で高額の請求がくるような心配がないのも良いところです。
LINEはSIMカードを入れ替えても使えますが、SIMを入れ替えると、電話番号が変わってしまうので、日本国内でのキャリアの電話、SMS(ショートメール)、キャリアのメール(i.sofybank.jp など)は使えなくなってしまうので注意が必要です。
e SIMを利用する
eSIMとは本体埋込み型のSIMカードで、対応している携帯会社と契約することで、ユーザー自身が携帯電話の情報を書き換えることができます。
iPhone XS、XS Max、XRなどeSIMに対応している機種で利用することができます。
海外でSIMカードを購入するよりは高くなりますが、eSIMの契約を済ませておけば、現地に行ってSIMカードを入れ替えをしなくても、すぐに使えて便利です。
キャリアの国際ローミングを利用する
キャリアの国際ローミングは定額制のプランであれば1日あたり980円~2980円。Wi-Fiルーターをレンタルしたり、SIMカードを購入するよりも高くなります。
あえてメリットをあげるとすれば、Wi-Fiルーターを持ち歩いたり、SIMカードを入れ替えたりする手間がないことでしょうか。SIMロックされているスマホで短期の滞在であれば利用を検討してみても良いかもしれないですね。
まとめ
それぞれメリット、デメリットがありますが、フリーWi-Fiはセキュリティ面が心配なので、積極的に使いたいとは思いません。またキャリアのローミングサービスは料金面で高いなぁと感じるので、Wi-Fiのレンタル、SIMカードの購入、eSIM のいずれかを選択することになります。
私はキャリアで購入したiPhoneXsをSIMフリー化したので、今後はSIMカードを購入するか、eSIMを利用することになると思います。