中国・海南島からの移住者が広めたとされる海南鶏飯(ハイナンチキンライス)はシンガポールではメジャーなソウルフードです。ハイナンチキンライスは茹でた鶏と、その茹で汁で炊いたご飯をお皿に盛り付けた料理です。今回はシンガポールのチャイナタウンにあるマックスウェル・フードセンターにある天天海南鶏飯(Tian Tian Hainanese Chicken Rice) と阿仔海南鶏飯(Ah Tai Hainanese Chiken Rice) でチキンライスの食べ比べをしてみました。
マックスウェル・フードセンターの場所
マックスウェル・フードセンターはシンガポールのチャイナタウンにあるホーカーズです。ホーカーズとは屋台の集合施設のようなもので、シンガポールのあちこちにあります。
マックスウェル・フードセンターの最寄り駅はMRTチャイナタウン駅が最寄り駅になります。駅からは徒歩で10~15分くらいです。途中にはお店も多いので、お土産屋さんなどを見ながら歩いて行くのも楽しいです。途中にある東興(Tong Heng)のエッグタルトは程よい甘さのエッグタルトが美味しいオススメの店です。
天天海南鶏飯(Tian Tian Hainanese Chicken Rice)
まずは、こちらの天天海南鶏飯(Tian Tian Hainanese Chicken Rice)から。こちらはガイドブック等でも紹介されている有名店です。行列していて並んだという口コミも見かけたので、夕食にはちょっと早いかなーという時間(夕方5:30)に行ってみました。店の前には何人か人が集まっていましたが、すぐに注文できました。そして、この店はディスカバリーチャンネルのアンソニー世界を喰らう(Anthony Bourdain: No Reservations)でシェフで作家のアンソニー・ボーディンさんが訪れたお店でもあります。
お店のポスターにもアンソニーさんが。しかし、私がこのお店を訪れた1ヶ月後にアンソニー・ボーディンさんはお亡くなりになりました。アンソニー世界を喰らうは、いつも見ていたのでショックを受けました。
さて、気を取り直して天天海南鶏飯のチキンライスです。サイズは小・中・大とあって、私は中サイズを注文しました。注文するとすぐにチキンライスを渡されるので、自分で席まで運びます。プリプリでツヤツヤのチキンがご飯の上にドーンと乗っています。妻も同じものを注文しましたが、私の方には骨がついていました。骨が付いているので、少々食べにくいです。出来れば骨なしの方がよかったなー。
そして、食べている途中で気が付いたのですが…スープが付いていない!!後で見た口コミで知ったのですが、スープは言わなきゃ渡されないとのこと。そんなシステムとは知らなかったです。これから行く人でスープが欲しい人は「ください」って言わなきゃダメですよ。
さて…お味の方は、5点満点でいうと3点かな。(個人的な感想です)美味しいですよ。確かに美味しいのですが、感動するほどではなかったです。ただ単に好みに合わなかっただけなのかもしれないし、骨だらけの鶏肉がまわってきたからかもしれないし…いや、きっと有名店なので期待しすぎたのでしょう。そういうことにしておきます。
チキンライスと一緒に注文したチンゲンサイの炒め物。これは間違いのない味です。シャキシャキしていて美味しいです!
阿仔海南鶏飯(Ah Tai Hainanese Chiken Rice)
さて…まだまだお腹に余裕があるので、確保したテーブルはキープしたままで、天天海南鶏飯のすぐ近くにある阿仔海南鶏飯(Ah Tai Hainanese Chicken Rice)にチキンライスを買いに行きました。こちらのお店は天天海南鶏飯で働いていた人が独立した店だということを、何かのブログか口コミで読みました。それにしてもこんな近くで店を開業するとは、なかなか度胸がありますね。
そして、このお店は誰も並んでいないです。お店の方もヒマそうにしています。大丈夫かな?
阿仔海南鶏飯のチキンライス。天天海南鶏飯と比べると鶏肉のツヤが若干少ないような…でも、スープはちゃんとついています!
さて、お味は…お客さんが全然いないからって侮っていました。すみません。美味しいです!どちらかというと、私は天天海南鶏飯よりもこちらの味の方が好みです。5点満点でいうと3.5です!(個人的な感想です)
こちらは先程とは逆で、期待していなかった分、余計に美味しく感じたのかもしれません。
まとめ
天天海南鶏飯と阿仔海南鶏飯、小サイズか中サイズにすれば、それほど量も多くないので食べ比べてみるのも良いかも。どちらの店も美味しかったですが、今まで食べた中では威南記海南鶏飯(ウィーナムキー)が一番好きかな。